あらすじ
突如、世界中に魔物が現れた。
ゴブリン、オーク、ワイバーン、ドラゴン──。
日本は一夜にして崩壊し、人々は避難を余儀なくされる。
そんな終末の日。
黒木鉄平、34歳。
職業、現場作業員。
彼が最初に心配したのは、人類の未来ではなく──
「今日の現場、遅れるな。」
誰もいなくなった解体現場。
廃校となった母校。
そこで待っていたのは、毎日現れる魔物たちだった。
鉄平はただ仕事をする。
邪魔な魔物は重機でどかす。
工程を守る。
安全第一。
そして定時で帰る。
本人に世界を救う気は一切ない。
しかし世界は、そんな男をこう呼び始める。
――"黒鉄の悪魔"。
これは、終末世界で最も真面目な現場作業員が、知らないうちに人類最強になってしまう物語。