あらすじ

相良は死んだ。三年前の春、取り返しのつかない形で。 それでも冬のある日、透のもとに届いたのは――「三年後の消印」が押された、相良からの手紙だった。 “桜のベンチの裏に、青い缶がある。回収してくれ。中身は、最後の夜に開けろ。” ふざけるな。そんなの、あり得ない。 そう思いながらも、透は約束の場所へ向かってしまう。缶を手にした瞬間から、止まっていた時間が、少しずつ動き始める。 届くはずのないメッセージ。増えていく“最後の夜”の予告。過去の後悔を一つずつ拾い直すたび、透は知っていく――相良が本当に伝えたかったことを。 これは、死んだ友だちに「さよなら」を言い直すための物語。 そして、残された者が明日を選び直すための、22通の手紙の物語。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2026/07/17
  • 現在の作品『あなたのいない明日へ、手紙を出す』