あらすじ
王太子から婚約破棄を言い渡され、身に覚えのない「聖女暗殺未遂」の罪で断罪された公爵令嬢・シャルロッテ。しかし彼女が目を覚ましたのは、冷たい地下牢ではなく、むせ返るようなチョコレートと薔薇の香りが充満する、豪奢な密室だった。
彼女を監禁していたのは、被害者であるはずの美しき聖女・エリエル。「王子なんてどうでもいい。すべてはあなたを私だけのものにするための盤面(トリック)だったの」
歪んだ愛を囁き、甘い毒入りのお茶会を強要するエリエル。シャルロッテは持ち前の明晰な頭脳と論理的思考(ロジック)を武器に、聖女が仕掛ける不可解な密室の謎を解き明かし、この美しくも狂った鳥籠からの脱出を図る。