あらすじ

「星読みの聖女など不要だ」――建国祭の大広間、王太子ジェラルドの高らかな声が響いた。 セレスティア・アステリオン。星辰公爵家の令嬢にして、この国の星読みの聖女。だが彼女には前世の記憶があった。ブラック天文台で過労死した、元・惑星軌道シミュレーション技師の記憶が。 感情だけで結論を出す王太子。彼が寵愛する「よく当たる新星の聖女」ミレーヌ――その予言は、実は全てセレスティアが裏で修正した計算結果だった。 「かしこまりました。では聖女の座、返上いたします」 あまりにあっさりとした承諾。去り際、彼女はただ一言だけ告げる。 「三日後の『赤流星の夜』。都の東で、地が揺れます」 嘲笑を背に、セレスティアが辿り着いたのは辺境の冒険者ギルド。そこで出会ったのは、古びた星座早見盤を後生大事に抱える『冷血竜将』ヴォルフ。誰もが恐れる武の化身は、なぜか星を愛していて――。 龍の血で描く、本物の星図。四捨五入で人が死ぬ世界に、彼女がもたらす精密な観測の力。 あなたが捨てたのは、国そのものですけれど? 有効数字にこだわる元技師令嬢が贈る、痛快転生ざまぁ譚。計算は、まだ終わらない――。

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小説を読もう2026/07/17
  • 現在の作品「星読みの聖女など不要だ」と婚約破棄されましたので、龍の血で本物の星図を描いてさしあげますわ 〜あなたが捨てたのは国そのものですけれど?〜