あらすじ

放課後の屋上で昼寝をするのが日課の高校二年生・神代湊。 ある日、寝坊して真っ暗な校舎で出くわしたのは、学校中の憧れである生徒会長・九条美玲だった。 成績一位、運動万能、教師からの信頼も絶大――そんな“完璧超人”のはずの彼女が、暗闇に怯えて腰を抜かしている。 しかも、停電で真っ暗になった廊下で、美玲は無意識に湊の袖をぎゅっと握りしめてきて――。 翌日、美玲は湊に頭を下げた。 「昨日のことは、誰にも言わないでください」 口止めの代わりに始まったのは、生徒会の手伝い。 昼間は隙のない完璧な会長なのに、夕方になるとどこか肩の力が抜けていく美玲。 二人だけの放課後は、いつしか毎日欠かせない時間になっていく。 けれど、噂は静かに広がり始める。 「生徒会長が、目立たない後輩と毎日一緒に帰っている」 周囲の視線、役員からの牽制、そして文化祭準備で無理を重ねた美玲の過労――。 それでも湊は、彼女の“弱さ”からも“完璧さ”からも、目を逸らさなかった。 「完璧じゃなくても、みんな会長を嫌いになったりしませんよ」 積み重なる放課後は、卒業という終わりに向かって少しずつカウントダウンを始める。 年齢差、立場の違い、伝えられない想い――迎えた卒業式の日、湊は最後の勇気を振り絞る。 「放課後六時じゃなくても、これからも会いたいです」 完璧な生徒会長の“誰も知らない顔”に恋をした、不器用でまっすぐな年下男子の純愛ストーリー。

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カクヨム
カクヨム2026/07/17
  • 現在の作品完璧生徒会長は、放課後だけ素顔になる ~雷と暗闇が苦手な会長の秘密を知っているのは、僕だけです~