あらすじ
薄暗い部屋の床に、あなたはうつ伏せに倒れていた。
頬に触れる床は冷たく、どこか湿っている。ゆっくりと目を開けると、天井の梁がかすかに軋む音がした。
――ここは、どこだ?
頭の奥がじんじんと痛む。思い出そうとしても、霧の中を手探りするように、何ひとつ掴めない。
名前も、どうしてここにいるのかも、まるで抜け落ちてしまったようだった。
体を起こすと、部屋の空気は埃っぽく、薄暗い影が壁に揺れている。
倒れた家具が散乱し、まるで誰かが慌てて逃げ出した後のような荒れ方だ。
胸の奥に、不安がじわりと広がる。
――とにかく、この場所から出なければ。
部屋には二つの扉がある。
東側の扉は、古びた木材が軋み、今にも壊れそうだ。
南側の扉は、埃にまみれた取っ手が鈍く光っている。
どちらへ向かうべきか、判断できる材料は何もない。
ただ、ここに留まるべきではないという直感だけが、強くあなたの背中を押していた。
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## 選択肢
- 東の扉へ進む → 50 を選択
- 南の扉へ進む → 32 を選択