あらすじ

それは、うさぎではなかった。 けれど彼は、その生き物に絆創膏を貼った。 まだスマートフォンが当たり前ではなかった、2010年頃の札幌。 「普通」でいたいと願う少年・四月朔日睦と、人間の文法で動かない謎の知性体・リラ。 ふたりは互いを理解しきれないまま、名前を呼び、同じ部屋で眠り、同じ季節を過ごしていく。 分からないものを、分からないまま受け入れること。 そばにいることが救いではなくても、温度になること。 これは、恋でも友情でもない。 けれど確かに、互いの世界を少しだけ温かくした関係の話。

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カクヨム
カクヨム2026/07/17
  • 現在の作品うさぎではないきみと