あらすじ
十七歳で突然命を落とし、幽霊になってしまった女子高生・星野結衣。
目を覚ましたのは、古びたアパートで一人暮らすように放置されている少女・水瀬レイの部屋だった。
しかし、レイには結衣の姿が見えず、声も聞こえない。
触れることも抱きしめることもできない二人をつないだのは、一冊のノートに書かれる文字だけだった。
明るく騒がしい結衣と、何が起きてもほとんど表情を変えないレイ。
幽霊を「便利なスマート家電」程度にしか思わないレイに振り回されながら、結衣は食事や宿題、留守番など、できる範囲で彼女の面倒を見るようになる。
姿は見えなくても、声が届かなくても、文字なら気持ちを伝えられる。
これは、見えないお姉ちゃんと孤独な少女が、笑って、すれ違って、少しずつ本当の姉妹になっていく物語。