あらすじ
結婚式当日、マコトは愛した女性が結婚詐欺師だったことを知った。
金も、結婚も、人を信じる心さえ失った直後――彼は元ホストの青年ノアを対象とした勇者召喚に巻き込まれる。
異世界へ召喚されたことで、三十一歳だったマコトの肉体は二十歳頃まで若返った。しかし、勇者に選ばれたのはノアだけ。
王城で剣術や魔法を学んでも、ノアとの才能の差は開いていくばかりだった。
戦闘の才能なし。
固有能力の詳細も不明。
勇者のおまけにすぎないと判断されたマコトは、王国から補償金として100万Gを受け取り、自由に生きる道を選ぶ。
もう二度と、信じた相手に裏切られたくない。
そう願ったマコトが最初の仲間として選んだのは、奴隷商で売れ残っていた人間の女性ヒルダだった。
職業は、戦闘に向かない外れ職《牧童》。
仲間に裏切られ、身に覚えのない借金を背負わされた彼女もまた、人を信じることをやめていた。
互いを信用できないまま始まった二人の冒険。
それでも命を預け合い、少しずつ距離を縮めた末、ヒルダは自らの意思でマコトと一夜を共にする。
そして翌朝、マコトの目の前に、この世界の誰にも見えない画面が現れた。
【対象者:ヒルダ】
【スキルツリーが解放されました】
【隠し職《聖槍の戦乙女》を確認】
【獲得経験値補正を開始します】
マコトの本当の能力は、一夜を共にした相手のスキルツリーを開き、職業や成長先を選べる《最強育成》だった。
生活魔法しか使えない、膨大な魔力を秘めたエルフ。
弓の才能を認められなかった、狼獣人の斥候。
外れ職と蔑まれ、利用され、誰からも可能性を信じてもらえなかった女性たち。
マコトは彼女たちの隠された才能を見つけ、伝説級の職業へ導いていく。
これは、人を信じられなくなった男が、同じ傷を抱えた仲間たちと出会い、失った信頼を取り戻していく物語。
そして外れ職の美女たちを育てながら、自らも最強の前衛へ成長していく、少し刺激的な異世界ハーレムファンタジー。