あらすじ

十八歳の春、近隣大学合同の軽音サークルで出会った私と彼。友人として九年を過ごした私たちは、二十七歳の冬に恋人となり、自然な流れで結婚を意識するようになる。 そんなある夏、私は関門海峡花火大会へ行きたいと彼を誘う。本当の願いは、花火を見ることではなかった。夜空の下で、彼が「結婚しよう」と言ってくれるかもしれない――そんな小さな期待を胸に秘めていた。 けれど、花火の夜は何事もなく過ぎ、結婚も思い描いていた形とは少し違うまま進んでいく。 これは、劇的な恋ではなく、長い友情の先に育まれた恋と、言葉を伝える「タイミング」の大切さを描いた、ひと夏の恋愛短編。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2026/07/17
  • 現在の作品花火のあと