あらすじ
この作品は「隠れΩの元宮廷料理人、辺境でスローライフを満喫していたら、拾ったα皇帝に手料理で胃袋を掴んで溺愛離宮生活が始まりました」の続編です。
自分がΩ(オメガ)であることを隠し、帝国の辺境で小さな食堂兼農園を営む元宮廷料理人のレオ。
過去のトラウマからひっそりと生きていくつもりだった彼の元に、若くして帝国を統べる最強のα(アルファ)の皇帝・アレクが現れる。
冷酷な権力闘争の中で心をすり減らし、味覚すら失いかけていたアレクを救ったのは、レオの作る温かく美味しい料理と、彼自身から漂う甘い香りだった。
「俺の居場所はここだ。お前がいない玉座など地獄でしかない」
身分も性別の壁も飛び越え、辺境の食堂を「離宮」としてレオを囲い込む皇帝陛下。
帝都からの刺客や保守派の妨害を圧倒的な力でねじ伏せながら、二人は共に畑を耕し、美味しいご飯を食べ、深く甘い愛を育んでいく。
これは、玉座よりも愛する人との食卓を選んだ皇帝と、彼に胃袋も心も溺愛される料理人の、最高に美味しくて温かい永遠のスローライフ。
【登場人物紹介】
◇レオ
二十五歳。
帝国の辺境で小さな食堂兼農園を営む青年。
元は帝都の宮廷料理人。
自分がΩであることを隠して生きてきたが、アレクと結ばれたことで彼専属の伴侶となる。
料理の腕はさらに冴え渡り、裏庭のダンジョンで新たな食材を探すのが日課。
◇アレク
二十歳。
若くして帝国を治める皇帝であり、類まれなる力を持つα。
辺境の食堂を自らの離宮と定め、政務と農作業を両立する規格外の生活を送っている。
レオを誰よりも深く愛し、彼の料理と存在に心身を救われている。
◇シリウス
三十代。
帝都から派遣されてきた保守派貴族の使者。
格式と伝統を重んじ、皇帝が辺境で平民と暮らしていることを快く思っていない。