あらすじ

国司の任を終え、土佐から京へ帰る紀貫之は、旅の記録を女の筆で書こうと思い立つ。 酒宴、船酔い、海賊の噂。 都への遠い道のりを、貫之は風雅に整え、都合の悪い失態は巧みに紙の外へ追いやっていく。 その傍らで、主人の虚勢も弱さも見つめ続ける一人の従者。 なぜ貫之は、女の声を借りなければならなかったのか。 『土佐日記』の裏側を、軽妙な掛け合いと静かな余韻で描く異筆の物語。

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小説を読もう2026/07/17
  • 現在の作品異筆 土佐日記