あらすじ
【新感覚SFホラー小説】
愛する者を取り戻すため、あなたは「狂気」に身を委ねられますか?
【あらすじ】
不慮の事故で最愛の息子・ハルを失い、深い絶望の淵に沈む主人公・ケイ。
生きる意味を見失っていた彼がネットの闇深くで見つけたのは、「死者の魂は火星へ向かう」「火星に行けば、魂を連れ帰ることができる」という、あまりにも荒唐無稽な都市伝説だった。
周囲から狂人扱いされながらも、全財産を投げ打ち、己の命を懸けて単身「火星」へと降り立ったケイ。しかし、そこに広がっていたのは見慣れた無機質な赤い砂漠ではなく、地球の常識が一切通用しない、到底信じがたい光景だった。
突如現れた謎の案内人が告げる、赤い星の恐るべき真実。そして、完全に遮断されたはずの通信機から、聞こえるはずのない「息子の声」が響くとき。
希望に満ちたはずの救済の旅は、予測不能な底なしの恐怖へと姿を変えていく。