あらすじ

結婚八年目。百貨店のショーウィンドウを作る榊原真帆は、夫・航との別居を決めた夜、存在しない零番線から終電に乗ってしまう。 降りた先は、同じ日付の十年前。そこで出会った27歳の航は、よく笑い、まだ夢を諦めておらず、35歳の真帆を妻だとは知らない。 過去にいられるのは始発まで。現在へ帰るには、別居した今の航が駅で待っていなければならない。しかも過去を変えるたび、現在の航には「変わる前」と「変わった後」、二つの記憶が残る。 若い夫を理想の人へ作り替えれば、壊れかけた結婚は救えるのか。二人は十年前と現在の両側から、完成するまで見せなかった夢、決めてから報告した仕事、相談する余白を消した八年間を一つずつ開いていく。 これは人生を正解に戻す物語ではない。間違えた時間ごと、もう一度同じ人を選べるかを問う、大人の夫婦のタイムリープ恋愛。

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エブリスタ
エブリスタ2026/07/16
  • 現在の作品別居初日の終電で十年前に戻ったら、まだ私を知らない夫に「帰らないで」と言われました