あらすじ

売値三十円。 硬い。重い。味がない。 ダンジョン探索者たちから「外れ」と呼ばれる、黒いパン。 臆病な初級探索者・青空陸は、フォレストウルフに追われて逃げ込んだゴミ部屋で、壊れかけの少女型オートマタ・アンズと出会う。 アンズは索敵や危険予測には優れているものの、人間や魔物を傷つけることができない支援専用機。 戦うことが苦手な陸と、戦闘機能を持たないアンズ。 どう考えても、ダンジョン攻略には向いていない二人だった。 そんな彼らが手に入れたのは、誰も拾わない三十円の黒パン。 襲いかかる魔物を前に、アンズは黒パンを構え、淡々と告げる。 「対象の口腔部を確認。食事支援を開始します」 次の瞬間、黒パンは魔物の顔面へ直撃した。 「それは給餌じゃない!」 三十円の外れドロップと、どこかズレた支援オートマタ。 これは臆病だった一人の探索者が、黒パンに振り回されながら、誰かを守れるほど強くなっていく物語。

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カクヨム
カクヨム2026/07/16
  • 現在の作品三十円の外れドロップ、投げたら魔物が死にました 〜臆病な探索者とズレた支援オートマタのダンジョン攻略〜