あらすじ
28歳独身のサラリーマン、天城政一は、ある日突然、異世界へと召喚された。
召喚された場所は、聖ルミナス王国の王城にある召喚の間。そこには政一のほか、黒髪ポニーテールの女子高生・九条楓、不良のような三人組の男子高校生、冴えない中年男性、そして馬鹿そうな顔をしたカップルがいた。
騎士に連れられて王のもとへ向かった一行は、魔王討伐のために異世界から召喚されたことを知らされる。
政一は女神から授かった、若返った勇者としての完璧な肉体、圧倒的な身体能力、絶大な魔力、あらゆる武器と全属性魔法への適性、そして世界の理すら超える創造魔法と不老不死の身体を持っていた。
しかし、その力をまだ自覚していない政一は、支給された安物の剣と革鎧、銅貨五百枚を手に、まずは冒険者として異世界を楽しむことにする。
そんな彼に声をかけてきたのは、同じく召喚された女子高生、九条楓だった。
「あなたが一番強そうで、まともそうだから。私とパーティーを組まない?」
楓の誘いを受けた政一は、彼女と共に冒険者ギルドへ向かう。
そこで楓にちょっかいを掛けた先輩冒険者を一撃で叩きのめし、武具屋では楓に鉄の刀を買い、魔導具店では風魔法と回復魔法を購入。
さらに王城で騎士たちと訓練を行った政一は、夜になって初めて創造魔法の力を試す。
剣を強化すれば伝説級の剣に。
回復ポーションを作れば万能薬エリクサーに。
防具を強化すれば伝説級の鎧に。
「……これ、もしかして俺の創造魔法って、かなり凄いのでは?」
魔王討伐を託された勇者の力は、本人の想像を遥かに超えていた。
これは、異世界に召喚された28歳独身サラリーマンが、最強の力と創造魔法を使い、可愛い仲間たちと共に自由気ままな第二の人生を楽しむ物語。
――魔王討伐の前に、まずはお気楽な冒険者生活を始めます。