あらすじ

――諏訪の神は、姿を見せない。 澪が生まれた夜、諏訪湖に現れた御神渡りは、誰も見たことのない姿をしていた。 それからまもなく母は姿を消した。 「母さんは、遠くへ行った」 ――父はそれだけを、繰り返し娘に告げてきた。 春先のある日、澪は博物館で一人の先輩と出会う。 同じ学校の宮守真尋。 はじめて話したはずなのに、なぜか懐かしい。 その日から、澪の耳には、誰もいないはずの場所で、小さな鈴の音が響くようになった。 忘れていたはずの記憶、隠され続けてきた家の秘密、 そして―― 「神と人を繋ぐ器」として生まれた、一人の少女の物語が、今、静かに動き出す。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2026/07/16
  • 現在の作品鈴の音、水の記憶