あらすじ
人類は、宇宙で孤独だった。
何百年もの間、地球から宇宙へ発信され続けた通信に、返答は一度もなかった。
それは、人類だけが唯一の知的生命体だからなのか――。 それとも、誰かが人類を宇宙へ出させないようにしているのか。
やがて、一人の科学者が世界の真実へ辿り着く。
宇宙には、人類の文明を監視し、一定以上に発展した種族を滅ぼす謎の存在《監視者》が実在する。そして宗教組織《シンファ》は、その監視者に協力し、何十年にもわたり人類の宇宙開発を妨害し続けていた。
真実を知った科学者たちは次々と命を奪われ、世界は巨大隕石《星の矢》による文明崩壊へと導かれていく。
すべてを知った青年リウは、仲間であるテオドール、ライト、そしてロアと共に軍の支配から脱出する。
逃亡の果てに辿り着いた地下シェルターで、彼らは一つの決意を固めた。
もはや逃げ続けるだけでは、人類に未来はない。
反撃するしかない。
リウは、人類を新たな惑星へ移住させる極秘計画《ノアの箱舟計画》を始動。
テオドールは、人類滅亡兵器《星の矢》の正体を暴き、その発動を阻止する計画に着手する。
一方、ロアは人々の希望となり、軍やシンファに疑問を抱く者たちを密かに集め始める。
絶望に支配された世界で、その輪は十人、三十人、五十人、そして百人へと広がっていった。
逃亡者だった四人は、いつしか人類最後の反撃者となる。
宇宙を支配する《監視者》。 世界を裏から操る《シンファ》。 そして、地球へ迫る終末兵器《星の矢》。
人類の未来を懸けた戦いが、今、静かに幕を開ける。