あらすじ
ある日、世界は終わった――そう錯覚するほどの異常が起きた。
神は突如として現れた存在は、人類に問いも与えず、そして救いも与えず、ただ一つのものをばら撒いた。
それが「BOOK」。
謎の本。
開いた者に“力”を与える禁断の存在。
日常は崩壊する。
昨日までの平和は消え、
学校も仕事も秩序も意味を失い、
力を持つ者と持たぬ者によって世界は塗り替えられていく。
BOOKは、誰にも公平ではない。
力は救いか、それとも破滅か。
壊された世界の中で、生き残る意味を問われる者たちの物語が始まる。
――そしてその世界で、ひとりの男が立ち上がる。
綾瀬陽翔。
ただの一般人だったはずの彼は、家族を守るために「BOOK」を手にすることになる。
妻と娘を守るため、壊れた日常の中へ踏み込んでいく彼は、まだ知らない。
この世界が、単なる崩壊ではなく“選別”であることを。