あらすじ
男は旅をしていた。
ずっと、長い間。ずっと、一人で。
世界のあらゆる出来事を見つめ、
しかし傍観者として手を出すことはなかった。
少女は困っていた。
自分のあまりの不運に。
何をやってもうまくいかない。
挙句の果てに辿り着いた「死の大地」で。
二人は出会った。
師匠と、その所有物として。
これは自分の存在価値を見失いそうだった少女が
師匠によって自分を見出していく物語。
そして、世界の傍観者だった師匠が
少女によって世界の当事者になっていく物語。
世界を旅することで、
二人は少しずつ、自分自身とも出会っていく―――