あらすじ
*4万字程度、15話前後を想定した中編作品でハッピーエンドラブコメになります。
圧倒的な才能を持つ『天才』に心が折れ、写真を辞めようとしていた高校三年生の新田理人。
コンクールの呪縛に囚われ、審査員ウケだけを狙った『死んだ写真』しか撮れなくなった彼は、梅雨入り前の放課後、自販機横のゴミ箱に愛用のカメラを捨てようとする。
しかしそこへ、赤いリボンをつけた見知らぬ後輩の黒咲沙耶が現れて言う。
「捨てるくらいならください。あと、カメラの撮り方も教えてくださいね?」
彼女の口車に乗せられ、理人は素人の彼女にカメラの扱いを教えることに。
小生意気で、悪戯好きで、暗い顔をしているとすぐにちょっかいを出してくる後輩。
だが理人はまだ知らない。
彼女はただ気まぐれに絡んできているのではなく、中学時代からずっと彼の写真を見つめ続けてきた『熱狂的なファン』であるということを。
色を失った少年の世界が、一途な後輩によって鮮やかに塗り替えられていくラブコメです。