あらすじ
あらすじ
紀元前8世紀。
アッシリア帝国によって祖国イスラエルを追われた十支族は、「太陽の昇る東の果てに約束の地がある」という古い神託を信じ、長い航海へ旅立つ。
幾度もの嵐と飢えを乗り越えた船団は、ついに東の島国・淡路島へとたどり着く。
彼らは先住の人々と争うのではなく、農耕、製鉄、航海術を伝えながら共に暮らし始める。
やがて人口が増えた十支族は鳴門海峡を渡り、豊かな吉野川流域の阿波へ進出する。
阿波は新しい王国の中心となり、十支族はそれぞれの役割を担いながら国家を築いていく。
しかし、内部では 「イスラエルの伝統を守る者」と 「新しい民族として生きるべきだ」と考える者に分かれ、激しい対立が始まる。
若き王は決断する。
「我らは過去を捨てるのではない。新たな民族として生まれ変わるのだ。」
その日から十支族は、自らを大和(やまと)の民と名乗るようになる。
やがて四国を統一し、九州、そして近畿へと勢力を広げ、後世には「天皇」と呼ばれる王統が誕生していく。
しかし王家には一つの秘密があった。
「我らの本当の故郷を語ってはならない。」
その秘密は代々受け継がれ、歴史の闇へと消えていく──。