あらすじ
その笑顔が偽物だと気づいたのは、たぶん俺だけだった。
満開の桜の下で見かけた少女、七瀬澪。
誰にでも優しく、いつも笑っていて、学校中の憧れを集める彼女に、神代冬真は一目惚れをした。
けれど、近づくほどに見えてくる。
完璧な笑顔の奥に隠された、本当の気持ち。
そんな冬真に、まっすぐな想いを向ける後輩、小坂日菜。
本当の気持ちを隠す少女と、好きな気持ちを隠さない少女。
そして、自分に自信を持てない少年。
届きそうで届かない。
すれ違って、傷ついて、それでも誰かを想い続ける。
彼が最後に選ぶのは、桜の下で出会った少女か。
それとも、まっすぐに手を伸ばしてくれる少女か。
優しくて不器用な、青春恋愛物語。