あらすじ
ダンジョン事故調査官の黒瀬直人には、死者が最期に見た「三十秒間の残響」を読み取る能力がある。
新人探索者・牧野悠斗の死亡事故を調査した黒瀬は、公式記録には存在しない転移の痕跡と、何者かによって欠損させられた死亡直前の映像を発見する。
しかし、巨大クランは事故を新人の命令違反として処理しようとした。黒瀬は改ざんされた報告書への署名を拒み、調査原本を監理庁へ送信。その代償として、事故調査官の職を失ってしまう。
その夜、死んだ牧野から未送信メッセージが届く。
『もし俺が死んだら、事故じゃありません』
組織から追放された元事故調査官が、死者の残した三十秒と現場の証拠を手掛かりに、ダンジョン事故に隠された陰謀を暴いていく。
現代ダンジョン×事故調査×特殊能力ミステリー。