あらすじ
勇者パーティを追放された魔法使い、リュカ。
莫大な魔力を持ちながら、四大属性のどれにも適性がなく、使えるのは仲間まで巻き込む危険な爆裂魔法だけ。
荷物持ち。
料理係。
雑用係。
無能と蔑まれ、杖まで奪われた彼は、泣きながら森へ逃げ込む。
そこで出会ったのは、気ままに旅をするエルフの女性――フィオナだった。
「君、失われた魔法の才能を持っているのかもしれないよ」
フィオナに与えられた妖精眼鏡によって、リュカの世界は一変する。
見えなかった妖精。
聞こえなかった声。
そして、四つすべての魔粒子に愛される自分の本当の才能。
二人は共に旅をし。
笑い。
喧嘩をし。
恋をして。
やがて夫婦になる。
しかし、人間とエルフでは、生きる時間が違いすぎた。
いつか必ず訪れる別れ。
それでも二人は誓う。
「来世でも、必ず君に会う」
これは、無能と呼ばれた青年と、一人のエルフが。
生と死を越え。
魂で再び巡り会うまでの、長い恋の物語。