あらすじ

VRMMO『アーク・オブ・エイドス』で、召喚獣と肩を並べて戦いたくてサモナーを選んだ俺。 だがサモナーは、序盤では一体しか召喚獣を連れ出せない。 強力な召喚獣を手に入れれば、今の相棒を手放して契約を乗り換える――そんな、初期の引きで将来が決まる最弱職だった。 俺が引き当てた初期召喚獣は、折れた軍旗を背負う無言の騎士団長ヴェルド。 所属団員:0名 副官:0名 召喚可能部隊:0 《軍旗招来》《方陣指揮》《騎士団戦術》 ――発動条件を満たしていません。 騎士団長なのに、部下がいない。 一人で剣を振るうしかないヴェルドは、軍勢を率いてこそ真価を発揮する、序盤では外れ扱いの召喚獣だった。 けれど、怯える小ゴブリンを無言で庇ったヴェルドを見て、俺は決める。 こいつを捨てない。こいつと一緒に、騎士団を作る。 倒すだけでは、敵は仲間にならない。 戦い方。 救うべき相手。 守るべきもの。 それぞれに隠された撃破条件を満たした時だけ、倒した敵は《灰旗騎士団》への入団を選ぶ。 契約と召喚の権利を持つのは俺。ヴェルドは、その仲間たちを騎士団として指揮する団長だ。 雑兵は兵士に。 希少種は隊長に。 ボス級は副官に。 隠しクエストで手に入れた《絆の進化図譜》で仲間たちの進化先を見極め、斥候、盾兵、工兵、砲兵、騎兵を揃えていく。 最初は、俺と喋れない騎士団長だけ。 最弱サモナーは、倒した敵を最高の仲間へ変えながら、やがて大規模レイドの戦場に、自分だけの騎士団を進軍させる。

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小説を読もう2026/07/15
  • 現在の作品雑兵からレイドボスまで、倒した敵を騎士団にする最弱サモナー。初期召喚獣は部下ゼロの騎士団長