あらすじ

『返事をしていない。』『秘密のままで』に続く、佐伯康太三部作、完結編。 すべてを失った男、佐伯康太。 バレエダンサーとしての夢も、家庭も、居場所もなくし、スーパーでアルバイトをしながら静かな日々を送っていた。 そんな彼の前に現れたのは、高校時代の同級生・林由美子。 「わたし、ずっと待ってた」 長年秘めてきた想いを打ち明けた由美子は、貯め続けた貯金で戸建てを購入し、康太と新しい人生を歩み始める。 ようやく訪れた穏やかな暮らし。 しかし深夜、寝室へ投げ込まれた一つの石が、その幸せを打ち砕く。 「返して。」 残された四文字のメッセージ。 元妻・聖歌なのか。 かつて愛した美和なのか。 それとも、まだ姿を見せていない誰かなのか。 疑いと恐怖の果てに康太が知るのは、事件の真相だけではない。 誰にも返事をせず、曖昧な優しさで多くの女性を傷つけ続けた、自分自身の本当の姿だった。 最後に病室を訪れた女は誰なのか。 そして、佐伯康太は、その声へ返事をすることができるのか――。 三部作、ここに完結。

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カクヨム
カクヨム2026/07/15
  • 現在の作品『返事をしない男。佐伯康太』完結編