あらすじ
織原紬(おりはらつむぎ)はその端正な容姿から数多くの女子を虜にしてきた。
しかし、過去のトラウマの為に恋愛を嫌悪する彼はその全てを断ってきた。そのため一部の男子からは妬まれ、女子からは「女泣かせ」と言われ孤立していた。
だが読書家の彼は本を読み、自分の殻に籠もることで自分の心を護ってきた。
そんなある日、彼のクラスに小森胡桃(こもりくるみ)が転校してくる。
極度のあがり症の彼女は本を盾にして周囲と自分とを隔絶していた。そこに親近感を抱いた紬は読書という共通の趣味を通じて交流を図るが、周囲の目がそれを阻む。
その日の午後、紬が図書委員をしていると偶然胡桃が訪れる。それをきっかけに紬は胡桃と対話し、親睦を深める。
「また来ても、良いですか?」
「もちろん。ここは学校の施設なんだから。それに、また小森さんと話がしたいから」
こうして放課後の図書室でふたりの秘密の交流がはじまるのだった。