あらすじ

午前中のバイトを終えたあと、四十代の「僕」は、いつもの匿名音声スペースを開く。 そこでは、薬が変わった話、仕事へ行けない話、昔の恋人、風呂に入れない夜、誰かが捕まったという噂が、何の前提説明もなく流れていく。 就労支援で箱を折る男。夜の仕事を辞めたい絵描き。布団を干せる天気だけを知らせに来る女。 誰も自己紹介をしない。 誰も事情を尋ねない。 そして午後四時になると、全員がそれぞれの生活へ戻っていく。 一日の中で名前を持たない三時間を、他人の声と過ごす男を描いた、匿名音声コミュニティの短編。

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カクヨム
カクヨム2026/07/15
  • 現在の作品匿名Xスペースで過ごす、地方メンヘラたちの昼