あらすじ
「君はこのままだと、蛾のままだよ」
駆け出しのモデルとして、スポットライトの当たる「一番明るい場所」に居続けるために奮闘する蓬莱みふ。
そんな彼女が師匠として慕うのは、圧倒的なカリスマ性を持つ大人気女優の雪入ヨル。
しかしある日、ヨルから告げられたのは、あまりにも突飛で不穏な言葉だった。
「異界に行くんだよ」
幼い頃の冷たい手の記憶と、失われた「何か」が、どうしても足りない。
――私はただ、明るいところにいたいだけなんだけどな。
世界と異界の間で揺れ動くローファンタジー、開幕。