あらすじ
頼るな、放置しろ。やる気ゼロの不良教師が教える、生態系と集団のルール!
エコフェスティバルの展示企画を巡り、一年生と三年生が激しく衝突。環境委員会で板挟みになった高校二年生の松下理奈は、胃に穴が開きそうな思いで化学準備室へ駆け込んだ。
しかし、顧問の佐伯先生はしわくちゃの白衣でパイプベッドに寝転がる「やる気なし」のダメ大人。
生徒の揉め事に介入せず、ただ透明な水槽を眺めるだけの先生に、理奈の苛立ちは限界に達する。
だが、その徹底した「放置」と「適当」の裏には、大人ならではの静かな観察と企みが隠されていて――。
やる気のないおっさん教師の「適当」な指導が、生徒たちを思わぬ正解へと導いていく、初夏の学園青春ストーリー。