あらすじ
「街灯の明かりが消えなかったら、それ以上売れなくなるだろ! 半日も持てば十分なんだよ!」
ドイゾアック商会に雇われた魔法使いの少年、ハルカは商会をあっさりとクビになる。
彼の作った魔法のスクロールが、商会の方針と真逆のものだったからである。
ハルカは自分の力が誰かの役に立つことを求めて旅立った。
やがてとある村に辿り着いたハルカは、モンスターと戦っている一人の女性と出会う。
自作のファイアーボールで彼女を助けたハルカは、村を守るために力を貸して欲しいと頼まれた。
ハルカの機転によって村の危機を救うことができ、行くあてもないのでその村に留まることになる。
「ファイアーボールのスクロールなら私も使ったことあるけど、こんな威力はなかったわよ?」
「それは市販のものだと思います。僕のは自作なので」
「このゴーレムは市販のスクロールから出てくるやつより強いんで、しばらくは戦線を支えてくれるはずですよ」
「しばらくって、一時間だよね。ゴーレムだし」
「いえ、半日は持ちますね」
「僕が自作したライトのスクロールは市販のものとは違い、一度かけたら十年くらい持ちますので」
「……は? ……十年?」
村に住むようになって問題をスクロールで解決するたび、ハルカは女性たちにどんどん好意を持たれるようになっていき、気が付いたらハーレム状態となっていたのであった。