あらすじ
【大阪「うめきた」都市計画】
1,500体分をも超える人骨が出土する。
旧梅田貨物駅にあたる約24haにも及ぶ「地域開発プロジェクト」であり、鉄道9駅が乗り入れ1日約210万人が行きかう西日本最大のターミナルエリアということで、このポテンシャルを活かし、大阪、そして関西の発展をけん引し日本全体の国際競争力を強化する目的で新たな拠点として2002年から開発が始動。
世界都市ランキングでも18位の位置にいる大阪にとって、この開発は未来への展望を担っている。
しかし、地盤強化や地下街の開発の一環として貨物が停車していたエリアを掘り進めていくと次から次へと‟人骨”が現れ、作業員を困惑させた。
調べによると江戸~明治期、庶民埋葬として大阪では「七か所」の墓地が存在し、今回の開発エリアはその中の一つ『梅田墓地』が嘗てあったとされる場所だった。
子供と思われる若い骨も多く、疫病などで纏めて火葬した可能性もあると報道にもあるが「大坂・夏の陣」にて徳川家に敗れた豊臣秀吉の多くの部下や家臣が千日や野江で処刑された『無縁仏』も多いのでは、と憶測もされる。
多くの「仏」は現代にもある墓地へと移されたはずだが、今回の1,500体以上の無縁仏たちの経緯とそしてその『無念』とは、一体どんな想いと運命だったのだろうか……