あらすじ

酒が好きだ。 煙草も好きだ。 仕事は、できればしたくない。 女にも弱い。 そんな神父がいる。 名は、ルシウス・アルハンブラ。 教会では「あまり神父らしくない神父」として有名だが、その裏で彼が何をしているのかを知る者は、ほんの一握りしかいない。 教皇庁最深部――《聖櫃院》。 悪魔、死徒、異端者、そして決して表に出してはならない仕事を、人知れず始末する極秘機関。 ルシウスは、その最高戦力の一人だった。 辺境の村で起きる不可解な事件。 夜ごと響く教会の鐘。 暗躍する異端結社。 人々が平穏な日々を送るため、誰にも知られない場所で戦う者たちがいる。 その中でも、煙草の煙をまとい、悪魔を狩り続ける神父は、いつしか《灰煙の処刑人》と呼ばれるようになった。 本人はそんな異名より、暖かい酒と一本の煙草、それから静かな休日のほうがよほど大切らしい。 もっとも――。 悪魔は、そんな都合よく休んではくれない。 これは、世界の裏側で戦い続ける、一人の怠惰な神父の物語である。

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小説を読もう2026/07/15
  • 現在の作品灰煙の処刑人 〜怠惰な神父は今日も悪魔を祓います〜