あらすじ
『フーーッ!わたしに近寄るなです。このおたんこなす!』
「わたしは、ヒトなんか信用しない。
ケモノだって、信用なんかしない。
だって、わたしはみんなと違う『ハルベスト』だから。
みんなと違うわたしは、みんなと一緒にいちゃいけないんだ!」
——泣きながら獣耳を隠すように、思いっきり頭を押さえながら、カノジョはその場で塞ぎ込んでそう言った。
あーしのカノジョはケモノであり、そして、また、ニンゲンでもある。
カノジョは元ニンゲンで、『ハルベスト症候群』という病を患ったことにより、半人半獣のハルベストとなった。
ハルベストとは、「Half(半分)」+「Beast(獣)」=「Harbest(半獣)から取られている。
このセカイにおいて、あーしは俗にいう、〝ケモナー〟というやつである。
あーしたちは、日々を紡いでいく。ときにあまく優しく、ときに気持ち穏やかに、そして、ときにかなしい雨すらも乗り越えて——。
「——聞いてくれますか?ねぇねは、わたしを『汚いもの』とは思わないんですか?」
正解のない間違いを犯しながらミスを必死にクリアしていく。
〝あーしのそばにいてくれよ。おまえが嫌んなるまで、ずっと〟