あらすじ
「おいゴミ、お前が先に罠に触れ。呪いは全部お前が引き受けろ」
冒険者パーティで最も重要視されるのは「魔力の絶対量」。
最弱の魔力である【静電気】しか持たない少年・ハヤトは、Sランクの勇者パーティで強力な魔法の反動(ノイズ)を吸い出すための「生きた避雷針(肉盾)」として酷使され、ついには死地の遺跡に囮として見捨てられてしまう。
致死のトラップによる高圧電流がハヤトを焼き殺そうとしたその瞬間、彼の生体電流に呼応して、視界の端に実体のない一冊の本が起動(リブート)した。
それは、この世界には存在しない高度な物理法則を記した魔導書——『電気回路入門』だった。