あらすじ
少女ゾフィーは十五になる年に両親を失い、咎を償うために「ユクス/アカシアの君」と名乗る〈混ざりモノ〉と契約を結んだ。かつては多くの人間を享楽に陥れ死をもたらした怪物でありながら、正気を保つ人間の前では美しい少年とあでやかな娘が寄りそう姿を象る、ユクス/アカシアの君。彼らは「あいつ/あのひと」と呼ぶ一人の男と、アカシアの森で蜜蜂たちとともに静かに暮らしていたというのだが——。時は第二次世界大戦、魔法使いや妖精、精霊でさえも戦火から逃れることはできずたくさんの命と魂が奪われた時代。これは、〈混ざりモノ〉のかたわれが愛する一人の男を、〈混ざりモノ〉と少女が救いだすまでの物語である。君よ、死にたまうことなかれ。少女よ、夜と霧を打ち壊したまえ。蜜蜂よ、祝福とともにあれ。
本作には下記の描写があります。
恋愛/性愛(直接的な性描写を含む※)/暴力(性暴力含む※)・戦争・差別・虐殺/フラッシュバックによるDV・虐待
※「一〈混ざりモノ〉の怪物」のユクス/アカシアの君による「警告を目的とする軽度の性描写」を除き、本作においてゾフィーに対する直接的な性行為・性暴力は発生しません。
本作は複数のセクシュアル及びジェンダーの人々が登場します。セクシュアルに基づく関係性を表す表記ではカバーしきれないため、「クィア」のタグを振っております。