あらすじ

護衛艦「みょうこう」の甲板で演習を見守っていた海上自衛隊の戦術研究者・桐生洋一(53歳)は、 突然の光の異変に飲み込まれ、見知らぬ異世界へ転移する。 そこは、巨大な生体兵器「甲翼機(こうよくき)」に乗る翼術士たちが空で覇を競う世界。 桐生が流れ着いたラングド公国は、大陸最強の軍事大国ヴァルム帝国に攻め続けられ、 戦力差は五倍以上。国の存続が危ぶまれていた。 チートスキルも前世の記憶もない。 それでも桐生には、三十年かけて積み上げた「戦術理論」があった。 情報の収集。観測網の整備。二機一組の連動訓練。そして敵の弱点の分析――。 「個の武勇」で戦い続けてきた騎士団に、桐生は静かに問いかける。 「五倍の相手に勝つには、仕組みを変えるしかない」 研究室の外に出た研究者が、理論と現実の間で踏ん張る本格軍記ファンタジー。

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カクヨム
カクヨム2026/06/18
  • 現在の作品『空の戦史』―生体兵器騎士団―