あらすじ

前世、女性だけの歌劇団「星都歌劇団」で完璧な王子様を演じ続けた男役スター。 今世こそ、フリルとレースのドレスを着て、誰かに手を取られる「姫」になりたかった。 明日は念願の社交界デビュー。 亡き母の白薔薇レースをあしらった、淡い菫色のドレスが私を待っている。 ――はずだったのに。 「リリアーナ。お前、今日からリオンになれ」 双子の兄が失踪した。父が土下座した。気がつけば私は男装していた。 鏡の中には、前世で散々演じた完璧な王子様。 「お嬢様。男装が似合わない要素を探す方が難しゅうございます」 違う。違うのだ。私は姫になりたいのに。 なのに王宮初出仕で貴族たちは黙り、ハンカチを拾えば令嬢たちはときめき、冷徹と名高い王太子アレクシス殿下は私を観察し、こう言った。 「明日から、私の側近見習いとして来い」 待って。私の壁のシミ計画は。私のドレスは。私の姫人生は。 しかも殿下、あなた……気づいてますよね、私の正体に。 これは、今世こそ姫になりたい元男役スターが、兄の身代わりで男装し、白薔薇舞踏会で真珠色のドレスを纏い、王太子に跪かれるまでの三か月の物語。 「男装の君も、ドレス姿の君も、どちらも君だ」 「君の最初の一曲は、私に」 ハッピーエンド/ざまぁあり/一話完結短編

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小説を読もう2026/06/18
  • 現在の作品今世こそ姫になりたいのに、兄の身代わりで男装したら王太子に跪かれました ~「君の最初の一曲は私に」と言われましても、私はドレスが着たいんです!~