あらすじ
生まれつきの「魔力過多症」に苦しみ、幼少期の魔力暴走事件が原因で家族から「呪い子」と疎まれてきた公爵令嬢、リュシル・フォンテーヌ。心を閉ざし、常に感情のない笑顔を浮かべて孤独に生きてきた彼女は、現状を打開するため召喚士の学園へ入学する。そこで行われた召喚の儀で、リュシルは教師陣ですら手を焼く伝説の英霊ヴィクトルを呼び出してしまう。尊大で合理主義者のヴィクトルは、リュシルの規格外の魔力に興味を示し、彼女の使い魔となる契約を結んだ。
ヴィクトルに魔力を供給することで、リュシルは生まれて初めて身体の軽さを知る。ヴィクトルは彼女を「研究対象」としながらも、その体調を管理し、これまで誰も教えてくれなかった魔力の正しい扱い方を指導し始める。学園では初めての友人にも恵まれるが、過去の事件を知る者からは敵意を向けられ、彼女のトラウマが蘇る。
これは、孤独の中で生きる意味を見失っていた少女が、最高のパートナーとの出会いを経て、自らの力で運命を切り拓いていく物語。歪な笑顔の裏に隠された絶望を乗り越え、彼女が本当の笑顔を取り戻すまでの軌跡が、今始まる。