あらすじ
高校二年生の春。
朝比奈悠斗は、ごく普通の高校生だった。
友達はいる。学校生活もそれなりに楽しい。けれど特別目立つわけでもなく、毎日をなんとなく過ごしていた。
そんなある日、隣の席になったクラスの人気者・白雪陽菜から突然話しかけられる。
きっかけは、一冊のライトノベルだった。
共通の趣味を見つけた二人は昼休みに話すようになり、やがて休日も一緒に遊ぶ関係になる。
最初はただの趣味友達。そのはずだった。
しかし、一緒に過ごす時間が増えるにつれて、悠斗の日常は少しずつ変わっていく。
放課後の寄り道、休日の買い物、夏祭りや文化祭
何気ないメッセージのやり取り。
そして、「来週も遊ぼう」という約束。
気付けばそれは、当たり前の日常になっていた。
だが、悠斗の周りには陽菜だけではなく、個性豊かな少女たちも集まり始める。
本好きで落ち着いた図書委員の橘美月。
人懐っこくて距離感の近い後輩の小鳥遊紬。
賑やかで楽しい毎日の中で、それぞれの想いは少しずつ形を変えていく。
友達だと思っていた。
でも、本当にそれだけなのだろうか。
誰かと笑い合うこと。誰かを待つこと、誰かと過ごす時間が特別になること。
これは、どこにでもいる高校生たちが、かけがえのない青春を過ごしながら、自分の気持ちと向き合っていく物語。
恋愛だけじゃない。友情だけでもない。
一度しかない高校生活の中で生まれる、少し甘くて、少し切なくて、どこまでも眩しい青春ラブコメディ。