あらすじ

元No.1キャバ嬢のゆかは、前世で限界まで働いた末、階段で足を滑らせて死んだ。 次に目を覚ますと、そこは剣と魔法の異世界。しかも転生先は、王都の高級店でも貴族の屋敷でもなく、酒と汗とクソ客の匂いが染みついた場末の酒場だった。 剣は使えない。魔法も使えない。胸もなぜか前世より減った。 終わった。胸は改造ばっかりのあの店で唯一って言っていいほどちゃんと天然だったんだぞ。最悪だ。 そう思ったゆかだったが、客の頭上に謎のステータスが見えることに気づく。 【承認欲求:999】 【説教開始まで:残り12秒】 【財布残量:銀貨2枚】 【本日の口癖:俺は昔すごかった】 【クソ客度:A】 いらない情報ばかりだった。 だが、元No.1キャバ嬢にはそれだけで十分だった。 武勇伝を語りたいAランク冒険者。 「俺、勇者だからツケでいいよね?」と言い出す勇者。 酒の知識でマウントを取るドワーフ。 人間の女には興味ないと言いながら毎日来るエルフ。 世界の半分をやるからボトルは無料にしろと言う魔王。 身分ではなく一人の男として見てほしいと言いながら王家の馬車で来る王子。 異世界の強者たちは、店に来た瞬間だいたい面倒くさい客だった。 これは、剣も魔法も持たない元キャバ嬢が、相づち、ヨイショ、営業連絡、そして前世で鍛えたクソ客対応力だけで、場末酒場を異世界一の店に成り上がらせていく物語。 勇者も魔王も王子も賢者も、店では全員ただの客。 「世界征服の前に、まずツケ払ってもらっていいですか?」 異世界夜職ギャグ、開店です。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2026/06/18
  • 現在の作品異世界キャバ嬢転生 〜勇者も魔王も全員クソ客なんだが?〜