あらすじ
Fラン大学に通いながらコンビニでバイトする、佐倉直人(21)。
特別な夢もなく、冴えない毎日をただ繰り返していた。
そんな彼には、ひとつだけ妙な癖がある。
――お弁当を、いつも少しだけ温め過ぎてしまうこと。
ある日から、決まった時間にそのコンビニへやってくる女子高生がいた。
彼女はいつも同じ弁当を買い、同じように言う。
「今日もあちあちだね」
ただの常連客。
そう思っていたはずなのに、少しずつ彼の日常は変わり始める。
なぜ彼女は毎日この時間に現れるのか。
なぜ彼の“温め過ぎ”を気にするのか。
そして、その言葉の裏にあるものとは――。
これは、少しだけ熱すぎるコンビニから始まる、不器用な二人の距離の物語。