あらすじ
人質として王国に連れてこられ、祖国を滅ぼされた小国の王女イリス。
婚約者の王子のため、魔獣を調教し国を守り続けてきた。
だが王子は言った。「婚約を破棄する。魔獣は置いていけ」と。
──この子達を置いていけ? 私の家族を?
「お断りします」
伝説級の魔獣三匹──グリフォンのギル、ワイバーンのヴァル、フェンリルのシグル──を連れて王国を去った。
三匹がいなくなった王国は守護を失い──。
逃げた先で出会ったのは、幼い頃に助けてくれた騎士の息子ジュード。
魔獣を家族として扱ってくれる、あの頃と変わらない優しい人。
復讐は、勝手に完了していた。
もふもふに囲まれて大切なものを手に入れて幸せになるまでの物語。