あらすじ
【作品紹介】
人類の9割以上が何らかの義体化・電脳化を施している2080年代のメガロポリス。機械の体を持つことがステータスとなる一方、「完全な生身(ピュア・オーガニック)」は希少な生体パーツとして裏社会で高値で取引されている。そんな世界で生き続ける主人公を通して、肉体という脆弱性とそこに宿る人間性の本質を描く作品です。
【登場人物】
シン・ヴァレンタイン/下層街(アンダー・グリッド)の便利屋。メガコーポレーション「サノ・バイオティクス」の元特殊私兵部隊長。5年前、極秘任務中に上層部の裏切りに遭って部隊は全滅。自身も爆発で肉体の8割を失い、ゴミ捨て場に遺棄された。闇医者に拾われ、廃棄寸前の重機用・軍用のジャンクパーツを詰め込まれ、辛うじて生き延びた。
エマ/研究所から脱走してきた、一切の機械化・遺伝子操作を受けていない「純生体(ピュア・オーガニック)」。人類の9割が発症する、電脳化の副作用「精神崩壊バグ(ニューラル・ドロップアウト)」を100%抑制・治療できる奇跡の抗体遺伝子を体内に宿している。
サノ・バイオティクス社/メガロポリスの頂点に君臨する巨大バイオ企業。表向きは医療・サイバー義体(装躯)の最大手だが、裏では「人間の脳と機械の完全な融合」を企む。電脳化の致命的なバグを克服するため、エマの遺伝子を執拗に狙う。
アレク・ヴィード/サノ社直属の特殊制圧部隊「ケルベロス」隊長。当時、シンが率いていた部隊の副隊長。上層部からの密約と引き換えにシンを裏切り、部隊を壊滅させた張本人。