あらすじ
令和の日本で働くアラサーOLの山田真理は、趣味で「Web小説」を書いている。
「婚約破棄モノはウケるから」という理由だけで、毎日手当たり次第に短編を量産していたのだが……ある日目が覚めると、見覚えのある夜会会場にいた。
周りのモブたちが「また婚約破棄かよ」とあくびをする中、私の大好きなハリウッド俳優似の王太子ルークから情熱的なプロポーズを受ける。
独身アラサーの私は大歓喜!……したのも束の間、わずか1分後。
「僕はマリー・ヤマーダ公爵令嬢との婚約を破棄する!」
――って、これ三日前に私が書いた、ざまぁ確定の悪役令嬢ルート真っ最中じゃないの!!
実際に自分がやられて初めて知る、婚約破棄の理不尽さと惨めさ。
涙を流して反省した私だったが、クソ王太子が調子に乗って「国外追放」を叫んだ瞬間、原作者としてのプライドに火がついた。