あらすじ

深夜のコンビニには、誰も来ない時間がある。 寿命を訴えて点滅する蛍光灯。客のいないレジ。間宮修は、その静けさの番人だった。 雨の夜、ひとりの少女が飛び込んでくる。手には、壊れた何か。世間がとっくに「もう無理だ」と見限ったもの。 間宮は、それを馬鹿にしない。ただ、直す。 直された少女たちは、彼を神と呼ぶようになる。星名あかり、黒瀬れな、桃井ゆず——飛び込んできた雛鳥たちが、間宮の周りに小さな界隈をつくっていく。 大した男じゃない。冴えない夜勤明けの、ただのコンビニ店員だ。 ただ彼は知っている。壊れて見えるものも、捨てられて見える夜も、諦めるにはまだ早いということを。 これは、誰かがとっくに見切ったものを、もう一度だけ拾い上げる話。

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カクヨム
カクヨム2026/06/17
  • 現在の作品42歳・無職寸前。なのにギャルが俺の家から帰らない