あらすじ

プロ作家を目指す高校二年生、悠。 ある日から彼は、勇者として姫や仲間たちと共に魔王討伐の旅をする“夢”を見るようになる。 だがその異世界は、全属性持ちなだけで決め手のない勇者、どこか歪な王道展開、まるで自分が昔に没にした設定を継ぎはぎしたような世界だった。 悠は半ば呆れながらも、あまりにも生々しい痛みと恐怖に惹かれ、その夢を「小説を書くための実体験」として利用し始める。 しかし文芸部の勧誘中、夢の中で共に旅をしていた僧侶にそっくりな少女が現れたことで、悠の日常は崩れ始める。 彼女は言う。――「この世界は、夢ですよ」と。 夢だと思っていた異世界は、現実を侵食し始める。 現実でも魔法が使えるようになり、夢と現実の人間たちは互いに重なり、やがて悠は知る。 自分が入り込んだ勇者の身体は、姫を残して世界を見捨てた男のものだった。 ならば、そんな勇者の代わりに。 僕が姫を救ってみせる。 夢と現実が交錯する二重世界で始まる、王道にして異端のドリームファンタジー。

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カクヨム
カクヨム2026/06/17
  • 現在の作品世界を見捨てた勇者に変わって、僕が姫を救う。――夢で勇者やってたら、女僧侶に似た後輩が現実に現れて「この世界は、夢ですよ」と言ってきたんだが?――