あらすじ

観光PR映像の下見で、宮古島を訪れたカメラマン・倉田治42歳。 目の前に広がる海は、噂通りの宮古島ブルー。 青と呼ぶには明るすぎ、緑と呼ぶには澄みすぎた。 思わず言葉を失う。 ――が、感動の朝は腰痛で台無しになった。 俺は、ホテルのベッドから起き上がるだけで一苦労だった。 そんな朝、冷蔵庫に入っていた一本の牛乳から、こどもの頃を思い出す。 宮古島に行きたがっていた、祖母のことを。 海の青。 牛乳の白。 祖母の牛乳寒天。 そして、砂浜で立ち上がれなくなる自分の腰。 絶景を撮りに来たはずの男が、本当に残したかったものに気づいていく、少し情けなくて、少しやさしい短編。

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小説を読もう2026/06/17
  • 現在の作品宮古島ブルー ~腰痛と牛乳に泣いた夜~