あらすじ
かつて世界中を熱狂させた完全没入型VRMMORPG。
しかし20年の時が流れ、プレイヤーは減り、運営も放置状態となり、ついにサービス終了を迎えた。
そのゲームに人生のすべてを捧げた男がいた。
彼は投資で巨万の富を築き、そのほとんどをゲームに注ぎ込んだ。
才能、時間、金、執念。
そのすべてを使い、魔族の最高位種族にして、ただ一人しか到達できない称号――魔神王となった。
彼はチーターすら討伐し、全種族の頂点に立ち続けた。
その気になれば世界統一も可能だったが、あえてしなかった。
彼にとってゲームとは、支配するものではなく、愛すべき守るべき世界だったからだ。
サービス終了後、彼は燃え尽き、開けるはずのないタイトル画面を見つめ続けたまま命を落とす。
そして目覚めた先は、かつてのゲームによく似た異世界。
だがそこでは、人族と魔族の戦争が続き、転移・転生してきた勇者たちによって人族が世界の8割を支配していた。
魔族は敗北し、奴隷として虐げられていた。
かつて最強の魔神王だった男は、再び玉座に座る。